2006春


 
 長かった雪の匂いを
 忘れてしまうように

 暖かい四月の風が 
 吹き抜ける河の畔で 

 幼ない鳥が一羽 
 生まれたての羽根を伸ばし 

 いま懸命に
 飛び立とうとしている

 季節と共に 
 終わることなく

 何度も何度もめぐってゆく
 小さないのち

 大丈夫そのまま飛んでゆける

 だからあなたの空を 
 思うままの旅を
 

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