2005冬



惜しむようにゆっくりと
滑走路へ流れてゆく終刻の飛行機
 
楽しかった記憶をかき消すように
淋しさが余計胸を締めつけるアナウンス 
 
ガラス越しに一心に手を振る母と
無言で空を見つめる父 
 
出来ることなら引き止めたいのに
すぐそこにいるはずの人に
なぜこの手は届かないのだろう
 
そんなことも知らず 
真っ白なシルエットは瞬く間に空へ
故郷の空港は雪に覆われ見えなくなる
 
愛する人のしあわせ見送るクリスマス
離れるほど想う心は強くなる

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